今治西の杉内洸貴(こうき)投手の評価を少しみてみましょう。
あれ?杉内投手は去年のセンバツでは
三塁手じゃなかったかなぁ・・・
ピッチャーになったの!?
上級生が卒業し旧チームから新しいチームを作る時に
ほとんど総入れ替え状態だったと言います。
そんな中、内野手だった杉内投手が
ピッチャーにコンバートされることになったようです。
2年連続で、1年目はサード、2年目はピッチャーとして
甲子園に出場すると言う珍しいケースになると思います。
【杉内洸貴投手のプロフィール】
投/打 :右/右
身長 :175㎝
体重 :68kg
出身中学:立花中
立花中学校時代にはU15アジア野球選手権で日本代表のショートを任されていました。
そして昨年のセンバツはサード。
投手としても十分やって行けるのは、流石に高い野球センスを
持ち合わせているからでしょう。
もともと内野手の出身なので守備陣に気持ちがよくわかっています。
どういうリズムで投げたらいいか、常にチーム全体のテンポを頭にしながら
投球を組み立てて行く、積極的な投球姿勢が魅力の一つです。
持ち球はストレートこそ130キロ前半ですが
細かく変化する球はバットの芯を上手に外してくれます。
カーブとスライダーに加えて、左打者対策の秘密の変化球を
習得していると見られ、そのピッチングには今から期待がかかります。
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チーム総評
今治西は愛媛県代表。
今回は2年連続14回目のセンバツ初出場になります。
同じ愛媛県からは、今回松山東が21世紀枠で選出され
愛媛の県立高校の雄が2校でアベック出場となりました。
投手は杉内が絶対エース。
控え投手もいいますが、杉内以外は難しいでしょう。
打の中心は、まずはやはり勝負強い杉内投手。
そして力強いバッティングが魅力の藤原睦来(よしき)選手が
ポイントゲッターになります。
左打ちの山内敦也選手の広角打法も期待が持てます。
そして今治西の攻撃の最大の特徴は
犠打です。
1試合平均犠打4.00は本大会出場チーム中2位。
とにかくバントの技術では高校ではトップクラスと言えるでしょう。
この犠打によって攻撃のリズムを作り
得点を重ねて行けば勝機が必ずやってきます。
チームを率いるのは若干26歳の黒木太雄(くろき たお)監督。
松山東高校出身で立命館大学に進み2012年に今治西に初任として赴任した
国語の教師です。
野球部では副部長を務めていましたが、今年の1月から
監督に就任しました。
現役時代は外野手。松山東での最後の夏は
3回戦敗退。
チームデータ
昨秋の成績
試合数 8
勝 7
負 1
分 0
総得点 45
平均得点 5.63
総失点 19
平均得失点差 3.25
打数 263
安打 79
打率 .300
打点 39
二塁打 7
三塁打 2
本塁打 1
三振 26
四死球 30
犠打飛 32
盗塁 8
平均盗塁 1.00
失策 10
平均失策 1.25
学校紹介、OBなど
1901年創立の県立高校で、アベック出場の松山東と並んで
県内屈指の進学校としても有名です。
今回で春夏通算26回目の甲子園出場で、春には2回
夏には3回のベスト4入りを果たしています。
野球部OBは、藤井秀悟さんや熊代聖人さんなど。
2015年第87回選抜高校野球大会での
今治西の期待度は37.2℃
底力を持った伝統校で甲子園での経験も豊富です。
今回は新体制になっての大舞台なので
どんな戦いぶりをみせてくれるのか楽しみなところ。
犠打でつなぐ自分たちの野球ができれば
勝機は必ずやってくるでしょう。
■第87回選抜高校野球大会成績
大会2日目 第1試合(9:00)
今治西(愛媛) 11 - 7 桐蔭(和歌山)
2回戦
3月26日(金)第3試合(14:00)
常総学院(茨城) 8 - 1 今治西(愛媛)
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