東京都の小池知事が豊洲市場の移転問題で
市場問題プロジェクトチームを立ち上げ
市場移転に関する様々な問題を検証することになりましたね。
この市場問題プロジェクトチームのメンバーって
具体的にはどんな人が招集されているのでしょう?
都のHPなどでも名前の掲載はあるものの
詳しく紹介されていないので
ちょっと調べてみました。
Contents
市場問題プロジェクトチーム
市場問題プロジェクトチームの役割は
市場の建設費用や建物の設計上の問題点などを
総合的に議論する役割を担っています。
任期は平成28年9月16日から平成29年3月31日までとなっています。
メンバーは以下の6名。
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小島敏郎
小島敏郎(こじまとしろう)氏はこの市場問題PTの座長を任されています。
出身地 :岐阜県多治見市
出身高校:愛媛県立旭丘高校
出身大学:東京大学法学部
所属 :早稲田リーガルコモンズ法律事務所
弁護士であり大学教授も務める傍ら
今回の市場問題PTの座長も務められています。
テレビニュースで拝見しましたが
他のメンバーの意見にすごくよく耳を傾け
チームをとても上手にコントロールされている
印象を受けました。
もともとは環境庁に入庁して水俣病などの
公害問題の解決に携わっておられたようです。
豊洲市場の様々な問題をじっくり見極めてもらいたいですね。
佐藤尚巳
出身地 :東京都
出身大学:東京大学工学部建築学科
所属 :佐藤尚巳建築研究所代表取締役
東京大学卒業後にはハーバード大学でも学んだ
才能の持ち主です。
建築家としての代表作は東京国際フォーラムなんですね。
あ~これはスゴいと思いました。
第1回の市場問題PT会議(9/29)では
豊洲の主要な建物の下に盛り土がなされず
地下空間を作ったのは英知であると
東京都側の対応を擁護する発言があったようです。
地下空間は正しい選択だと言うお考えのようです。
竹内昌義
竹内昌義(たけうちまさよし)氏は建築家であり東北芸術工科大学の教授です。
出身地 :神奈川県鎌倉市
出身大学:東京工業大学大学院
所属 :みかんぐみ共同代表
環境デザイン学に精通されておりエコハウスの研究を
現所属の東北芸術工科大学で行っています。
現在はエネルギー関連にも力を入れられており
「原発と建築家」と言う本を出版されています。
twitterやFacebookでも
積極的に情報発信されています。
twitter
https://twitter.com/tkchmsysh?lang=ja
Facebook
https://www.facebook.com/msyshtkch
時松孝次
出身大学:東京工業大学大学院
所属 :東京工業大学大学院理工学研究科
建築基礎構造や地盤地震工学が専門のようです。
日本建築学会の副会長も務められています。
時松氏も地下空間を支持する発言を
されていたようです。
埋立地のような軟弱な地盤に盛り土を行うよりは
基礎として空間を作るのは考え方の一つではないか
と言う考えをおっしゃていました。
森高英夫
森高英夫(もりたかひでお)氏は日本建築構造技術者協会の会長です。
出身大学:神戸大学大学院
所属 :安井建築設計事務所
2015年6月より日本建築構造技術者協会の会長に就任されています。
井上千弘
井上千弘(いのうえちひろ)氏
所属 :東北大学
環境科学や土壌汚染などに精通されている方です。
初回の会合は欠席でした。
土壌汚染などが専門なので井上先生の意見が
今後豊洲市場問題PTでは重要になってくるような気がします。
菊森淳文
菊森淳文(きくもりあつふみ)氏はながさき地域政策研究所研究の所長です。
生年月日:1955年
出身大学:東京大学法学部
所属 :ながさき地域政策研究所研究所長
大学卒業後は三井銀行、現在の三井住友銀行にお勤めだったようです。
またシカゴ大学にてMBA取得されてますね。
森山高至
生年月日:1965年12月15日
出身大学:早稲田大学理工学部→政治経済学部大学院
森山高至氏は東京都議会選挙(2017.7.2投開票)に
出馬するため市場問題PTを辞任しました。
(2017年4月24日辞表提出)
あれ?
モーニングショーとかひるおび!に出てる森山さん?
こんなスゴいプロジェクトチームに呼ばれるような人物だったんですね!
メディアへの出演も多いので結構有名人ですね。
もともと豊洲市場の問題点を指摘されていたり
新国立競技場の問題でも様々な指摘をされていました。
ブログなどではいろいろと検証されている様子が伺えますよ。
twitterでも情報発信されてますので、興味のある方は
ごらんになってみては如何でしょう。
twitter
https://twitter.com/mori_arch_econo?lang=ja
ブログ
http://ameblo.jp/mori-arch-econo/
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豊洲市場の安全性
小池知事が11月7日の築地市場から豊洲市場への移転を
延期された訳ですが、その大きな理由が安全性の確保・検証が
不十分だったとされてました。
結局、その後建物の地下が盛り土されず空洞になってるなど
別の問題が明るみになって、東京都の隠蔽体質が
今や最大の問題点だと言っても過言ではないでしょう。
安全性に関しては、空洞内に地下水が上がってきたり
もともと実施している地下の土壌汚染モニタリングでも
7回目の結果としてベンゼンやヒ素が環境基準を越える値が検出されたり。
まだまだ安全性の検証には時間がかかりそうです。
土壌汚染の問題に加えて、建物自身の強度は大丈夫なのか?
と言う懸念も出ているようです。
市場内で使われているターレと言う乗り物が移動するのに
十分な強度が確保されていないのではないか。
構造計算した数値と実際の建物の設計図に差異があり
建物の強度そのものが足りていないんじゃないか?
などの点が既に指摘されているようですね。
これに関しては実際に設計した日建設計が
次回の会合では呼ばれてヒアリングされるとか。
課題山積ですが、とにかく徹底的に検証してもらいたいですね。
今後のスケジュール
市場問題PTの会合はおよそ月1回程度実施されるようです。
次回の開催は今月10月の末までに行われる予定で
調整中のようです。
なかなか大きな問題が沢山あって、
大変だとは思いますが、都民や国民が納得のいく
検証をしてもらいたいと思います。
今後の活動にも注目して行きましょう。
最後までお読み頂きまして
ありがとうございました!
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