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小池都知事VSバッハ会長!会談の勝者はどっち?

更新日:

小池百合子東京都知事とIOCバッハ会長の
会談が行われましたが、果たして今回の
勝者はどっちだったんでしょう?

会談で両者が得たものは?
都民ファーストは貫かれたのか?
復興五輪は理解されている?

様々な観点から分析して見た結果
今回の勝者は・・・

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細かい論点を切り出した小池都知事

小池都知事とバッハ会長

IOCのトップであるバッハ会長との会談ということで
あまり細かい話しはしないんじゃないか。

そういう見方があった中、小池都知事は
都政改革本部の調査チームによる検討の結果
コストの見直しを進める中で競技会場で
お金がかかり過ぎるのではないかと切り出しました。

しかも見直しに賛成する世論が8割を越えていることなどが
背景にあって、正当な活動をしていると付け加えました。

いきなりですが、この辺は流石ですね。
事前にバッハ会長側に話の内容は伝わってなかったんでしょうね。

コスト見直し、競技会場の見直しをやっていることを
話しにもって来たのは、コーツ副会長も同席していたことが
一つの大きな要因になっているかもしれません。

バッハ会長とコーツ副会長

コーツ副会長は東京オリンピックの実質的なIOC側の窓口です。

コーツ副会長を通して、全ての話しがなされますので
この辺を十分に理解した上での戦術だったのかもしれません。

全ての運営の中心はアスリート

コスト削減、見直しに関してバッハ会長は
「もったいない」を取り上げて理解を示しました。

もったいない(mottainai)はリオオリンピックの時に
バッハ会長と小池都知事の会談時に
小池都知事が話したんですね。

一定の理解を示したものの、我々は運命共同体だとし
招致活動での競争に東京が勝ったのは
サスティナブル(持続可能性)や実行性で説得力のある
計画が提示されたからだとし

招致決定後に競争のルールが変わらないことが
東京にとってもIOCにとっても重要であると発言。

さらにアスリートが中心であり魂であると
アスリートファーストの立場も強調した。

コスト見直しはやぶさかではないが
なんで東京が他の候補地に勝ったのか
それも忘れるなよと、柔らかい表現で伝えてますね。

ここに関してはバッハ会長に分があるように感じます。

4者会合を提案

バッハ会長は会談の中で4者による会合を提案しました。

4者とは

  • 東京都
  • 組織委員会
  • 国際オリンピック委員会(IOC)
  • 日本政府

の4者です。

4者会合

東京都は小池知事。
日本政府は丸川五輪担当大臣。

じゃ、組織委員会は森喜朗会長?
ってことになって、まずはこの3者で十分に議論し
IOCも含めた4者による作業部会で
コストを含めた見直しをやって行こうと提案し
小池都知事もこれを歓迎しましたね。

でも、まさかバッハ会長は小池都知事が
あんな感じで切り替えしてくるとは
想定していなかったでしょうね。

4者会議は全て公開

IOCバッハ会長

東京都政では都民の税金を使うので
基本的に全て公開してやっていく。

従って4者会議も全て公開にします。
小池都知事は4者会議の開催について
このように切り返し要望します。

この日の会談も、実は予定では
報道陣への公開は最初の10分ほどで
その後は非公開の予定でした。

しかし小池都知事の要望で
全て公開で行うとし、バッハ会長側もそれを了承していました。

国際オリンピック委員会なんてのは
利権集団であり、閉ざされた機関の代表格のようなもの。

それが原則全面公開された会議に参加するとなると
本来なら拒否するのが当然。

だけど今回の会談は日本全国にテレビ中継され
その場で公開会議を拒否する選択肢は
バッハ会長にはあり得なかったんです。

この小池都知事の発言時にだけ
バッハ会長の顔色が曇りましたね。

バッハ会長と目を合わさない小池知事

目を合わさない小池知事

会談中、小池知事が話す場面になると
小池知事は原稿などを見ながら話すことは無かったものの
相手のバッハ会長の目を見ながら話すことはありませんでしたね。

自分が話す場面では一切バッハ会長に視線を向けず
それでいて周囲に視点を移しているのかと言うと
何やら視点は定まらない感じで。

相当の覚悟と緊張の中、発言していたんだと思います。

4者会議を公開してやるなどと
IOCのトップに申し出るのは
並大抵のハートでは言えるものではないでしょう。

さすがの小池知事も終始緊張しながら
会談に望んでいたと思われますね。

まとめ

と言う訳で、今回の会談の勝者は・・・
小池百合子都知事と言うことにしたいと思います。

勝者は小池知事

勝因は1点。
4者会議を公開して行う約束を取り付けたこと。

それだけです。
会談の成果はそれしかありませんが
生中継での公開された会談と言う
完全アウェイ状態にバッハ会長を引き出して
OKさせたことに意味があります。

その他で言えば、バッハ会長など
国際的機関でトップに立つ人間との対決だと
小池知事でもまだまだヤラれちゃうな~って
感じがしましたね。

これまでは相手がしょうもない日本人のオッサンばかりだったので
小池知事の強さが際立ちましたけど
相手が大物になってくると、まだ力不足を感じます。

それが生中継で露呈した点は
今後の都政運営や都民からの支持に
微妙に影響してくるかもしれません。

すごく良く頑張ってるのはわかりますが
国際的な舞台ではまだまだ強くなる余地を
残していると言うことでしょう。

会談では勝ったと思いますが
だいぶ大きな課題を残したと思います。

最後までお読み頂きまして
ありがとうございました!

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